集中力を養い、自分の頭で考える人。

 

 

技の稽古では相手の正確な攻撃を的確に受けて反撃する事を繰り返し行います。

 

攻撃する技は事前に決められていますが、攻者全体を視野に入れ(八方目)動作に集中していなければ正確な捌き、受け、は出来ません。

 

また、技の稽古にとどまらず、カリキュラムで決められている次の資格の技と学科(自分が到達しなければならない目標)に対して二人一組で自発的に取り組んで試験に臨みます。

 

技そのものを習得する過程と、昇級/昇段という目標達成の過程の中で、満足感や幸福感を感じられる仕組みになっています。

 

「必ず出来る」「必ず変われる」と本人が思って取り組むことが一番大切です。強い思いは願いを叶えてくれます。

 

『 いま自分が何をしなくてはいけないかを判断して行動すること。』=『時・処・位』が、目標(昇級/昇段、大会参加、等)達成の過程で養われて行きます。

 

そして、稽古を続けるに従い集中力が養われ、自分が置かれたその場の空気を読んで、持っている知識、技能を正しく活用できる人に変わって行きます。

 

子供たちの場合、この『時、処、位』は、稽古だけで身に付くものでは有りません。
毎週、数時間の道場での稽古は「きっかけ」にすぎず、家族に認められ、自分の存在感、責任感を知り、 忍耐力と自発性も養う事になる『お手伝い』と言う、ご両親からの働きかけが重要な役割を持っているのです。